2012.05.24

静岡県が、ガイドブック「静岡県のすごい産業遺産」(全3巻)の電子書籍版を無料公開

静岡県が、同県の近代化に寄与してきた建造物を紹介するガイドブック「静岡県のすごい産業遺産」(全3巻)の、電子書籍版無料公開を行っています。

(ニュース記事)
・「すごい産業遺産」電子書籍に 静岡(MSN産経ニュース)
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/120522/szk12052202030004-n1.htm

(静岡県のサイト内ページ)
・「パネル展」電子書籍|静岡県のすごい産業遺産
 http://shizuoka-bunka.jp/ebook/

上記URL先ページによると、これは「静岡県のすごい産業遺産」パネル展のパネルを書籍化したもので、掲載している建造物は各巻20点の計60点。

紙版は2011年8月〜12月に配布されており、今回の電子版の形式は、EPUBPDFの2種類となっています。


実際に電子書籍を見てみると、現地の写真が豊富で見やすく、個人的には実際に訪問したような気分にもちょっとなりました。

また静岡県では他に、県内の民話などを漫画で紹介する電子書籍「マンがたり SHIZUOKA」も配信されており[1]、こちらでも(県内クリエーターの起用も加えて)電子書籍活用の意欲的な取り組みがなされていることを感じます。

地域の魅力をアピールする上で、(ウェブサイトへの直接の情報掲載と異なり、じっくり読める)電子書籍がどのような役割を果たすことができるのか、他の自治体も含めて、今後の活用・取り組みに注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]静岡県に伝わる民話スポットをマンガとともに巡る!パソコン、スマートフォン、タブレットで読める電子ブック 『マンがたり SHIZUOKA』 配信中! 
 http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-110/mangatari.html
タグ:静岡県
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2012.05.18

中国のduokan社が、kindle端末向けに独自OS・ファームウェアをリリース中

中国の「duokan」社が、kindle端末(Kindle3/Kindle4/Kindle Touch)向けに、独自OS・ファームウェアをリリースしているとのこと。

(ニュース記事)
・Amazonの中国進出に最大の強敵あらわる、Kindleファームェア改造ベンチャーDuokan社にVCが8億円投資(hon.jp)
 http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=3337

(該当企業のサイト)
・duokan
 http://www.duokan.com/

上記URL先ページによると、これはkindle端末のハードウェアはそのままに、OS等をduokan社独自のものに書き換えるもので、導入後は独自のプラットフォームにより、数百万冊の中国語書籍が利用可能になるとのこと。

また対応フォーマットには、EPUBが含まれています。


YouTubeで検索してみると、レビュー動画が幾つか投稿されており、実際の動作などを見ることができます。


(アカウント「haraten」さんの動画)



(同上)


上記動画はその一部ですが、投稿時期が2010年10月なので、少なくとも1年半以上前から該当のOSはリリースされているようです。

既存の他社端末用に独自OS等を勝手に用意している、というのは何とも凄い話ですが(というか色々と大丈夫なんだろうか?)、裏を返せば、「漢王」が電子書籍端末で圧倒的シェアを占めているはずの中国国内でも、kindle端末の人気は依然として根強い、ということが伺えます。

中国ではamazon自身による電子書籍サービスがまだ開始されていないとのことで、業を煮やした?中国人自身が独自サービスを開始してしまった、ということなんでしょうか。

自炊云々のレベルを遥かに超えているようにも思われますが、個人的にはこのエネルギー(と言うか強引さ)に、思わずニヤッとさせられるものがあります。


※当ブログの関連記事:
中国のバザールやウェブオークションで、アマゾン「kindle」が販売されているとのこと(2010/04/01)
電子書籍端末「kindle」が中国で人気、当局の検閲システムをすり抜けるとのこと(2010/11/04)

クリーク・アンド・リバー社が2012年2月期の決算説明会で、日本・中国・米国の電子書籍市場の状況に言及(2012/04/11)
タグ:中国 Kindle duokan
posted by 管理人 at 09:40 | Comment(0) | Kindle(amazon)

2012.05.14

講談社が、Twitter・Facebookでのリクエストによる復刊プロジェクト「復☆電書」を開始

講談社が2012年5月に、現在入手困難になっている本についてネットでリクエストを受け、電子書籍として復刊させるプロジェクト「復☆電書」を開始したとのこと。

(ニュース記事)
・入手困難な作品が電子書籍でよみがえる! 講談社の「復☆電書」プロジェクト(はてなブックマークニュース)
 http://b.hatena.ne.jp/articles/201205/8738

 http://www.j-cast.com/mono/2012/05/11131882.html
・ツイッターで「電子書籍による復刊」リクエスト(J-CAST)
 http://www.j-cast.com/mono/2012/05/11131882.html

(講談社のサイト内ページ)
・復☆電書
 http://sp.kodansha.co.jp/fukuden/

(公式ツイッター)
・@fukudensho
 https://twitter.com/#!/fukudensho

上記URL先ページによると、プロジェクトの概要は

・対象書籍:
 ・過去に講談社から刊行された作品
 ・現在入手困難な作品
 (※海外翻訳作品、コミック、雑誌は対象外)
・仕組み:
 復刊リクエストを
 ・Twitter
 ・Facebook
 で受付け、リクエストが多い作品から電子書籍での復刊を目指す。
・復刊点数:まず今回は、点程度の復刊を目標とする。
・リクエストの受付期間:2012年5月10日〜31日
・復刊作品の公開日:2012年6月4日の予定

等となっています。


いざ自分で復刊してほしい書籍があるか、というと正直簡単には思い浮かびませんが、「復☆電書」の公式ツイッターでは既に多数のリクエストがリツイートされており、タイトルを見ているだけでもちょっとワクワクするものがあります。

読者の需要を直接受け付ける、という点で魅力的な取り組みですが、個人的には、復刊する電子書籍の価格が割安感のあるものになることも、期待したいところです。
posted by 管理人 at 08:32 | Comment(0) | 国内の動向(組織、政府など)

2012.05.03

MicrosoftがBarnes & Nobleの新子会社(大学向け事業・電子書籍事業を手がける)に、3億ドルを出資する方針

Microsoft社が2012年4月30日に、Barnes & Noble社への出資方針を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・MS、電子書籍端末で攻勢 B&N新子会社に3億ドル出資(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/120502/bsk1205020502001-n1.htm
・MSが電子書籍に足がかり 「NOOK」の強力な味方になるか(ITmedia)
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/01/news061.html
・米マイクロソフト、Barnes & Nobleの子会社に3億ドルを投資! アマゾンに対抗(RBB TODAY)
 http://www.rbbtoday.com/article/2012/05/01/88903.html
・マイクロソフト、バーンズ&ノーブルの電子書籍端末「ヌック」に投資(WSJ)
 http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_435539
・Microsoft、Barnes & Noble新子会社への出資は総額6億ドル以上か(eBook USER)
 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1205/01/news041.html

(各社のサイト内ページ)
・Barnes & Noble, Microsoft Form Strategic Partnership to Advance World-Class Digital Reading Experiences for Consumers(マイクロソフト社)
 http://www.microsoft.com/en-us/news/Press/2012/Apr12/04-30CorpNews.aspx
・Barnes & Noble and Microsoft Form Strategic Partnership to Advance World-Class Digital Reading Experiences for Consumers(Barnes & Noble社)
 http://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/4_30_12_bn_microsoft_strategic_partnership.html

上記URL先ページによると、今回はMicrosoftがBarnes & Nobleの新しい子会社(社名はまだ未定)に3億ドルを出資する(株式を約17.6%取得)もの。

この子会社では

電子書籍事業
大学向け事業

を担い、

・「Windows 8」向けの「Nook」アプリのリリース
・学生・教育者向けの技術プラットフォームデジタル教材の配布・管理用)の提供

等が予定されているとのことです。

また今回の提携について、

(Barnes & Noble社CEOのWilliam Lynch氏)
・今回の新子会社設立とMicrosoftとの提携は、
 ・Nook事業の迅速な成長
 ・デジタルコンテンツ市場の
  ・消費者
  ・教育
  のセグメントにおける、リーダー地位の確保
 を図るための戦略において、重要な部分である。
・今回の提携により、Windowsプラットフォーム向けの
 ・デジタル読書技術
 ・デジタルコンテンツ
 を世界のユーザーに向けて提供でき、これにより大幅な事業拡大が期待される。

(Microsoft社PresidentのAndy Lees氏)
・デジタルへの移行は、世界の図書館とニューススタンドを、各個人の掌中に納めている。
 またそれは、人々が新しい形式のコンテンツをどのように
 ・読む
 ・対話する
 ・楽しむ
 のか、ということに影響するであろう旅の始まりである。
・Microsoftのcomplementary assetsは、広範囲なWindowsデバイスにわたるe-readingの革新を加速するだろう。
 また、人々が単にストーリーを読むだけでなく、それらに加わることも可能にするだろう。
 
等の内容のコメントも紹介されています。


発表内容を読む限りでは、電子書籍事業での具体的な展開はまだイメージできませんが、Microsoft社Presidentのコメントからは、新しい読書体験に対するこだわりが伺えるので、NookにMicrosoftの技術・資産などが加わることで、Kindleに無いような新しい魅力的なサービス・機能が生まれ得るのか、ちょっと期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]Complementary assets(Wikipedia)


※当ブログの関連記事:

Barnes & Nobleの2011年ホリデーシーズンは、NOOK事業の売上高が4億4,800万ドル(前年同期比43%増)、端末の販売数は同70%増・デジタルコンテンツの売上高は同113%増(2012/01/06)
posted by 管理人 at 02:53 | Comment(0) | nook(Barnes&Noble)

2012.04.28

「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動 総括支援活動班」が、EPUB形式の電子書籍「がん研究読本(1)」を無料公開

がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動 総括支援活動班」が2012年3月30日に、EPUB形式の電子書籍「がん研究読本(1)」を無料公開したとのこと。

(ニュース記事)
・10人の研究者が語る、最新がん研究レポートを電子書籍で発刊(@Press)
 http://www.atpress.ne.jp/view/27015

(「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」サイト内のページ)
・研究紹介 電子書籍版
 http://ganshien.umin.jp/public/epub/

上記URL先ページによると今回の書籍は、文部科学省の科学研究費補助金でサポートされるがん研究活動の一環として、がん研究の様々なテーマを紹介しているもの。
(がん支援のウェブサイトに掲載された研究紹介をまとめたものとのこと)

具体的には、

・がん幹細胞
・分子イメージング
・分子標的治療
・免疫療法

等の分野で日本の最先端にいる10人の研究者により、最新の研究テーマが紹介されています。


私も試しにダウンロードして(容量は約7.9MB)、まず1章のみを読んでみましたが、豊富な写真・画像とともに最近明らかになったばかりの研究成果などが分かりやすく紹介されており、読むことで「がん研究」に対する関心が大きく高まる、と感じる内容です。
(EPUB形式で利用しやすいのも良い)
posted by 管理人 at 02:20 | Comment(0) | 書籍の無料公開

2012.04.26

パナマ政府が、大画面タッチパネル採用の電子教室システム(ExoPC社製)を試験導入する方針

パナマ政府が2012年8月に、大画面タッチパネル採用の電子教室システムを、実証実験として試験導入する方針とのこと。

(ニュース記事)
・学習机がそのまま電子書籍ビューワー、パナマ政府がHTML5ベースの電子教室システム「ExoPC」を試験導入へ(hon.jp)
 http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=3295

(「Huffington Post」の記事)
・ExoPC And Panama Team Up To Bring 'Tablet Desks' To Students
 http://www.huffingtonpost.com/2012/04/23/exopc-panama-exodesk-tablet-desk_n_1435365.html

上記URL先ページによると、導入するのはカナダ「ExoPC」社のシステムで、机の天板や黒板が全てマルチタッチ画面となっているもの。
このうち机「EXOdesk」の概要は

・表示部:
 32インチのマルチタッチ液晶ディスプレイ(※教師用はより大きい)
・プロセッサー:Intel i5
・OS:Windows 7
 インターフェースにはHTML5(特に物理学教室向けにデザイン)を採用。
・主な機能:
 ・本やノート等は「EXOdesk」内のメモリーに記録。
  クラウドにより、家庭で何時でもアクセスできる。
 ・全ての机と黒板はWi-Fiで接続され、作業の共有や互いの協力が可能。
 ・教室では、学生だけでテキストやノートにアクセスすることはできない。
  教師は各「EXOdesk」の表示内容を制御でき、
  ・指定したテキストのページを表示
  ・無関係なコンテンツの表示を防止
  といった措置が可能。

等となっています。


非常に「未来」を感じさせるシステムですが、他方で記事を読む限りでは、机の表示について、教師による管理の度合いが強すぎるのでは、という懸念も個人的には感じます。
(例えば、生徒がちょっと気になった参考資料を自分で適宜参照する、ということはできるのだろうか?)

また、Wi-Fiで各端末を全て接続するというのは、使い方を間違えると生徒の集中力や自発性を阻害する可能性も十分にあるのでは、とも考えます。

とはいえ、先進的な取り組みであることは間違いないので、大画面のタッチパネル液晶を大々的に用いるシステムの実用性・利便性や課題が、今回の実証実験で明確化することを期待したいです。


※参考サイト・ページ
・[1]ExoPC
 http://www.exopc.com/
posted by 管理人 at 01:26 | Comment(0) | 教育分野

2012.04.23

iPadアプリ「手塚治虫マガジン倶楽部コミックビューワー」で、Retinaディスプレイ対応版がリリース

iPadアプリ手塚治虫マガジン倶楽部コミックビューワー」(「SOBAプロジェクト」社が運営)において、2012年4月に、新型iPad向けのRetinaディスプレイ対応版がリリースされたとのこと。

(ニュース記事)
・「手塚治虫漫画全集」400巻、新しいiPadのRetinaディスプレイ対応で鮮明に(INTERNET Watch)
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120420_528009.html

(SOBAプロジェクトのサイト内ページ)
・2012.04.20 【ニュースリリース】「手塚治虫マガジン倶楽部コミックビューワー」4月20日からRetina 対応
 http://www.soba-project.com/03_press/#article-6983709

上記URL先ページによると、このアプリは

・無料サービス:
 週替わりで毎週約100ページを無料配信する。(「週刊手塚治虫マガジン」)
・有料サービス(月額利用料1,050円(税込み)):
 ・手塚治虫漫画400巻が読み放題。
 ・「モーションマンガ」(声優のセリフに合わせ場面のコマが動く)

とのサービスを提供しているもの。

今回は2012年4月20日に、日本語版・英語版の両アプリで、Retinaディスプレイ対応版を同時公開したとのことです。


個人的には活字の書籍はともかく、(特にモノクロの)漫画の場合は、従来の液晶画面では表示の質に物足りなさを感じることが多いので、今回のように高精細な画面への対応がもたらす恩恵は大きいのでは・・・と想像します。(他方でデータ量の増大が心配になるが)

また(「PC Watch」[1]でも取り上げられていますが)大幅に解像度が高まった液晶画面が今後普及した場合、漫画の電子版の市場にどのような影響を及ぼすことになるのか、というのも、非常に気になるところです。
(販売サイト等においては、従来画面の搭載機器への配慮が続くことを願いたい)


※参考サイト・ページ
・[1]「新しいiPad」のRetinaディスプレイで電子書籍はどう変わるか(PC Watch)
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20120405_523707.html


※当ブログの関連記事:
日本エイサーがタブレット端末「マンガロイド ICONIA TAB A100」を2011年10月に発売予定、OSはAndroid 3.2でCPUはTegra 2、表示部は1,024×600ピクセルの7型液晶(2011/09/28)
ソニーが、Readerと手塚治虫作品(「ブラックジャック」「火の鳥」「ブッダ」のいずれか1作)のセットを発売(2012/04/09)
posted by 管理人 at 13:28 | Comment(0) | コンテンツ:漫画・コミック

2012.04.20

コープネット事業連合と大日本印刷が2012年5月に「コープデリeフレンズ電子書店」をオープン予定、「コープデリeフレンズ」のシステム・機能と統合

コープネット事業連合
 (「いばらきコープ」「とちぎコープ」「コープぐんま」
  「ちばコープ」「さいたまコープ」「コープとうきょう」
  「コープながの」「コープにいがた」で構成)
大日本印刷

2012年5月に、注文受付サイト「コープデリeフレンズ」(2012年3月現在の会員数約79万人)内に「コープデリeフレンズ電子書店」をオープンする予定とのこと。

(ニュース記事)
・家族で安心して注文できるコンテンツ、クレジット決済の必要なし 「電子書籍販売サイト」を5月14日に開設(ValuePress!)
 http://www.value-press.com/pressrelease/95386

(各者のサイト内ページ)
・「電子書籍販売サイト」を開設 5月14日(月) サービス開始(コープネット事業連合)
 http://www.coopnet.jp/r-info/docs/20120419e-friends_ebookshop.pdf
・コープネット事業連合と大日本印刷 「電子書籍販売サイト」を開設(DNP)
 http://www.dnp.co.jp/news/10027804_2482.html

上記URL先ページによると、今回の事業の概要は

・背景:
 ・DNPでは
  ・パソコン向けの電子書籍配信(2001年〜)
  ・電子書籍サービス「honto(ホント)」(2010年〜)
  と、電子書籍販売サイト構築・運営ノウハウを蓄積してきた。
 ・コープネット事業連合では、
  ・会員の顧客満足度アップ
  ・「コープデリeフレンズ」の利用促進
  を狙いとして、電子書籍の販売を検討してきた。
  (※コープデリeフレンズでは既に、紙媒体を取り扱う
    ・「Bookショップ」
    ・「雑誌ショップ」
    の2サイトを開設済み)

・大日本印刷の役割:
 下記のサービスを提供することで、開発期間を約半年短縮している。
 ・電子書店の開設・運営に必要である
  ・会員管理
  ・コンテンツ管理
  ・課金・売上管理
  ・著作権保護
  ・サイトの運用管理
  ・電子書籍閲覧ソフト
  等の機能提供する。
  (「コープデリeフレンズ」と「コープデリeフレンズ電子書店」では、
   ・会員管理システム
   ・決済システム
   ・課金・売上管理機能
   等を連携させる。
   これにより会員は、新たな登録手続き無しに、電子書籍の購入が可能となる)
 ・サイト運営における
  ・サイトのトップページの更新
  ・推薦図書の選定
  ・特集企画の開発
  ・売上分析
  ・カスタマーセンター運営
  等の業務も、DNPがサポートする。
 ・DNPと子会社「モバイルブック・ジェーピー」が連携して、
  ・電子書籍コンテンツの調達・制作
  ・書誌データの登録
  ・コンテンツのダウンロードに必要な機能の提供
  等の一貫サービスを提供する。

・主な特徴:
 ・「コープデリeフレンズ」の会員はそのまま、「コープデリeフレンズ電子書店」から電子書籍を購入できる。
  (新たな登録手続きが必要ない)
 ・支払いは、他の商品(食品、日用品など)と一緒に、毎月の口座引落で行える。
  (クレジットカード決済が不要)
 ・ベストセラー作品の他にも、
  ・育児
  ・料理
  ・実用
  ・ドラマの原作
  等、「家族」という顧客ターゲットに合つ電子書籍を取り揃える。
  (商品は事前にフィルタリングして、家族で安心して利用できるコンテンツを用意する)
 ・購入した電子書籍は、
  ・パソコン
  ・スマートフォン
  ・タブレット端末
  等、同時に3台の端末で閲覧できる。
  (スマホはNTTドコモ・au・ソフトバンクに対応、対応OSはAndroidのみ)

・コンテンツ数:開設時は約1万5,000点。
・売上目標:初年度は1億円。
・オープン日:2012年5月14日の予定

等となっています。


販売ターゲットを明確に既存サービスの顧客層としており、コンテンツの取り扱い方針や支払方法などに配慮されている点は、かなり魅力的に感じられます。

仮にサービスが終了した場合に購入書籍はどのような扱いになるのか、というのが気になるところではありますが、購入時に毎回支払い手続きを行う必要が無い、というのは、かなり便利そうです。
(買い過ぎないように注意する必要もあるとは思うが)

セブンネットショッピングの事例もそうですが、既存の販売チャネルの中に電子書籍販売も組み込む、という方式が今後も増えてくることになるのか、注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]コープデリ
 http://www.coopdeli.jp/index.html?ad=&ref=


※当ブログの関連記事:

大日本印刷とCHIグループが、国内最大級の電子書籍販売サイト(コンテンツ数約10万点)を2010年秋にオープン予定、出版社向けサービスも充実
(2010/07/08)
posted by 管理人 at 22:26 | Comment(0) | 国内の動向(組織、政府など)

2012.04.18

ロシアの電子書籍市場の急拡大状況を紹介している「毎日新聞」の記事

下記URL先ページでは、毎日新聞モスクワ支局の方により、ロシア電子書籍市場の現在の状況が紹介されています。

(ニュース記事)
・ワールドウオッチ:ロシア 電子書籍がブームに 専用端末の販売倍増(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/feature/news/20120413org00m020009000c.html

具体的には、

電子書籍端末
 ・販売台数(業界関係者による):
  ・2011年:約100万台(前年比2倍)
  ・2012年の予想:200万
 ・価格
  ・ロシアの家電量販チェーン「Mビデオ」によると、平均価格は最近1年で58%低下している。
  ・「ポケットブック」社の製品(ロシアでトップシェア4割):最安モデル3,400ルーブル(約9,500円)。

電子書籍
 ・市場規模:年間220万ドル(書籍全体の1%未満)
 ・価格:紙版の2〜3割。
  (※紙の書籍は、最近数年でに値上がりしている)
 ・違法な電子書籍の規模:正規市場の5倍との指摘がある。

等の数字・状況が記述されています。


(2012年の予想も含めて)販売台数の急拡大ぶりに驚きますが、端末価格が約6割も下がっていることの効果は大きい、ということでしょうか。
(違法電子書籍の利用も背景にあるかもしれませんが)

また電子書籍の価格が紙版より大幅に安くなっている点には、紙版書籍が高騰する中で、物質としての実体が無い電子書籍が持つコスト面のメリットが発揮されている、とも感じられます。

とはいえ市場規模自体はまだ微々たるもののようですが、その分拡大の余地も大きいと思われるので、今後の動向に注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]M.video(Wikipedia)
・[2]PocketBook(ロシア向けサイト)
 http://www.pocketbook-int.com/ru


※当ブログの関連記事:
ロシアで2011年前半に、電子書籍端末の販売が大幅に伸びたとのこと(2011/08/19)
posted by 管理人 at 13:39 | Comment(0) | 市場調査・レポート・予測など

2012.04.16

amazon.comのJeff Bezos氏が、日本での電子書籍事業は2012年内に開始予定、と発言

amazon.comのCEOのJeff Bezos氏が4月13日に、

2012年内に、日本国内電子書籍事業を開始する。

との予定を公表したとのこと。

(ニュース記事)
・キンドル日本版「年内に発表する」 アマゾンCEO(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/business/update/0413/TKY201204130537.html
・「キンドル、年内に日本へ」アマゾンCEOが表明(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819594E3E1E2E09E8DE3E1E2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
・「キンドル」年内に日本参入=電子書籍市場を開拓−米アマゾン(時事ドットコム)
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012041400020

上記URL先ページによると、これは同日に東京都内で行われた取材において明らかにされたものですが、事業の詳細は未公表。

ニュース記事ではベゾス氏の

・「年内に発表する。
  楽しみにしていてほしい」
・「紙の本の事業も順調であり、電子はあくまでも選択肢の一つとして提供していきたい。
  紙も電子も両方とも提供していくので読者に電子を押しつけるつもりはないが、今年の動きを楽しみにしていてほしい」

とのコメントが紹介されています。


kindleの日本展開についてはこれまで何回も報じられてはいたものの、amazon.comによる発表は全くみられなかったので、今回Bezos氏が直接言及したということにはかなり驚きましたが、日経新聞で報じられていた[1]通り、国内出版社との交渉は現在かなりのところまで進んでいる、ということなんでしょうか。

それでも、4月の現在において「年内」という表現がされているところに、まだ時間がかかることが伺えますが、ともかくCEO自身によりサービス開始の見込みが示されたので、個人的には今後の展開を静かに待ちたいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]アマゾン「キンドル」上陸前夜、攻防戦の内幕 国内出版社に2つの壁、なお続く綱引き(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A90889DE6E2E0EAE2E1EBE2E2EBE2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;p=9694E2E0E2E6E0E2E3E0E5E2E0E5


※当ブログの関連記事:
米「BusinessWeek.com」が、amazon.comが「kindle」シリーズの日本発売に向けて複数出版社と意見交換中、と報道(2010/04/26)
amazon日本法人の社長が、「kindle」の日本での展開開始は早ければ2010年内、と示唆(2010/06/03)
amazon.comの日本での電子書籍事業について、複数のニュース記事で「2011年内にも開始予定」と報じられる(2011/10/22)
「BLOGOS」が、米amazon.comが日本の出版社130社に向けて郵送したという、日本向けkindleの「契約書案」の内容を報じる(2011/10/31)
角川グループHD会長が、「ニコニコ静画(電子書籍)」公開時のトークセッションで、amazon.comの日本市場参入について語る(2011/11/09)
amazon.comが2012年4月にも日本で「kindle」を発売予定、との報道(2012/02/13)
角川グループとAmazon.comがKindle向け電子書籍の配信契約を締結、との報道(2012/03/02)
posted by 管理人 at 08:40 | Comment(0) | Kindle(amazon)