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2011.12.23

「有斐閣」「日本ユニシス」が、古典的な専門書の定額制閲覧サービス「YDC1000」を提供開始、2011年12月22日〜2012年3月末は無償のプレオープン期間

有斐閣
日本ユニシス

の2社が2011年12月22日、有斐閣の古典的な専門書定額制で閲覧できるサービス「YDC1000」の提供を開始したとのこと。

(ニュース記事)
・法律書の有斐閣が定額制読み放題の電子書籍閲覧サービスを提供開始(Publishing News)
 http://publishing-news.com/813.html

(各社のサイト内ページ)
・有斐閣の古典文献がオンラインで読み放題!YDC1000(有斐閣)
 http://www.yuhikaku.co.jp/static/ydc1000/index.html
・有斐閣、日本ユニシス 定額制電子書籍選集閲覧サービス「YDC1000」の提供開始 〜法律書を中心とした専門書を定額制読み放題で提供。専門書ならではの検索・閲覧機能も搭載〜(日本ユニシス)
 http://www.unisys.co.jp/news/nr_111220_ydc1000.html

上記URL先ページによると、今回のサービスの概要は、

・背景:
 電子書籍に対するニーズが高まる中、専門書については電子化が進んでいない現状がある。
 また、研究者・実務家が研究・執筆に利用する古典的な文献は、入手困難なものが多い(入手可能でも、手間や高い費用がかかる)傾向にある。

・取り扱い書籍:
 ・種類:
  有斐閣の古典的な良書を中心とする。
  無償サービスの開始当初は法律書に限定し、その後に、
  ・政治学
  ・経済学
  ・社会学
  ・心理学
  等、他の社会科学・人文科学の分野も扱う予定。
 ・取扱い数:
  まずは1,000点を目指す。
  ・仮オープン時:300点程度
  ・本格オープン時(2012年4月):500点程度の予定

・主な特徴・機能:
 ・目次・索引検索機能:
  書誌検索の他に、目次・索引を対象とする検索が行える。
 ・完全利用型サービス:
  利用者は、インターネットに接続できる端末があれば、24時間場所を問わず電子書籍を閲覧することができる。
 ・複数書籍同時閲覧・比較(※予定):
  複数の書籍を、同時に比較しながら閲覧することができる。(調べ物での利用を想定)
 ・書籍間のリンク複数書籍と連携した閲覧・出力(※予定):
  書籍間のリンクを作成し、引用や参考文献を辿りやすくする。
  また、複数の書籍から必要な部分(章・段落など)を取り出し組み合わせ、オリジナル資料として利用することを可能にする。(教材としての利用などを想定)
 ・ダウンロードによるモバイル機器での閲覧(※予定)
 ・オンデマンド印刷による、希望書籍の製本・販売(※予定)

・利用料金:
 有償サービス開始後は年額12,000円(税込)の予定。

・各社の担当:
 ・有斐閣:
  書籍を選定して
  ・電子コンテンツの作成
  ・サービス運営
  を担う。
 ・日本ユニシス:
  クラウドサービス「U-Cloud IaaS(ICTホスティングサービス)」を提供し、本サービスのシステム運用を行う。

・今後の予定:
 ・2011年12月22日〜2012年3月末プレオープン期間として、サービスを無償提供する。
  この期間中に
  ・取扱い書籍の追加
  ・サービスの向上
  を進め、2012年4月に有償サービスを開始する。
 ・将来的には他出版社との連携も想定しており、
  ・専門書領域における書籍・雑誌の、総合的な連携プラットフォーム
  ・入手困難な過去の書籍と現在の書籍の、横断的な検索・閲覧
  等の実現を目指す。

・事業目標:
 2014年までに、サービス会員5,000人の獲得を目指す。

等となっています。


有斐閣社のサイトでは、電子書籍のサンプル(近代法における債権の優越的地位)が閲覧可能となっており、私は法律関係は全くの素人ですが、書籍の序文を読むだけでも、発行に至る筆者の方の心情や経緯など、非常に「分厚い」存在感と魅力を感じました。

本格サービスは有償であり、専門家向けのものだとは思いますが、現在は入手困難という専門書籍群に触れられる機会を作る今回のサービスには、インターネットと書籍電子化のメリットが強く感じられます。(個人的には、このようなサービスが実現可能となっていることに「文明の進歩」を感じる)
posted by 管理人 at 16:16 | Comment(0) | コンテンツ:学問、技術